蓄熱暖房機について
こんにちは!!
GWを楽しみに待っている工務の高橋です!
宮城県も桜が満開でかなり春らしくなり暖かくなりましたね!
私は先日、奥さんとお花見に行って来ましたが、桜より屋台の食べ物に
目が行ってました。(昼時だったのでお腹へってました)
なぜ屋台の焼きそばはあんなに美味しそうなのか?
さて、関係ない話は終わりです。
今回は、当社で採用している暖房機器を紹介しようと思います。
蓄熱暖房機という機器自体を知らない、聞いたことないという方もいらっしゃると思います。
・蓄熱暖房機とは?
蓄熱暖房機は、深夜の比較的安い電気料金の時間帯で暖房機内に設置し
てあるレンガを加熱します。これによりレンガに蓄えた熱を放出して、
お部屋を24時間暖める仕組みになっています。
ただ、家全体が暖まるのに時間がかかるので、冬季期間より少し早めに
電源を入れないといけません。

基本的にこの1台で家全体を暖める事が可能になっています。
当社で採用している蓄熱暖房機は、1台で家全体を暖めるため容量の大きい7kwを設置しています。
サイズは、幅は約150cm、高さが65cmあるのでかなり大きいです。
また、設置には専用の電源と下地補強が必要なため、設計段階で設置場所を決めないといけません。
このため、後から取付ける事が難しい機器になります。
・蓄熱暖房で暖まる仕組み
先ほど書いた通り、蓄熱暖房は蓄えた熱を家内部に放出して空間を暖めていきます。
この原理を輻射熱(ふくしゃねつ)といいます。
輻射熱は、温風で部屋を暖めているのではなく、遠赤外線の熱戦により直接熱を伝わる事です。
身近なものでイメージしやすいのは、太陽です。
太陽も遠赤外線で熱を伝えて、地表を暖めています。
・設置の流れ
最初に設置場所に暖房機をセッティングします。
次にレンガを電熱コイルに挟みながら積んでいきます。
本体にある銀色の棒状のものが電熱コイルです。
この電熱コイルでレンガに熱を蓄え部屋を暖めてくれます。


レンガ積み完了。

写真の通り、内部はとても簡単な造りになっています。
そのため、耐久性も高い商品になってます。
この後、カバーを取付て電線を接続して完了です。

あとは電源を入れて、設定温度を決定すれば準備完了です。
蓄熱暖房機にはシーズンセンサーというものが付いています。
これは、設定された外気温になると熱を蓄える仕組みになっています。
自分に合った温度設定を見つけてもらえれば、細かな操作は必要なくな
なりとても便利です。
最後にメリットとデメリットを紹介します。
■メリット
・24時間暖房なので家に帰って来た時に暖かい。
・夜間電力を使うので経済的。
・火を使わないので、不完全燃焼の心配がない。
・操作性が簡単
・耐久性が高い。
■デメリット
・重いため、動かす事が出来ない。
・冬は乾燥気味になる。
・細かな温度調整に対応できない。
・設置にスペースが必要。
・冬以外は置物になってしまう。
この様に今回、長々と蓄熱暖房機を紹介しましたが、家を建てられる際に暖房器具1つでも様々な事を考えないといけません。
後悔しない家づくりのために時間をかけて理想の家づくりを頑張ってください!!